フローサイトメトリー アーカイブ | ザルトリウス・ジャパン株式会社

2023.10.25

超高速のフローサイトメトリープラットフォームを最大限に活用するヒントとコツ

臨床分野での成功をより正確に予測するモデルの必要性が高まる中、創薬担当研究者の業務は、さらに複雑な細胞ベースでの研究・分析に移行しつつあります。候補化合物を評価し、疾患の病態生理を解明するために、最新のin vitro研究では、さまざまなタイプの細胞(例:iPS細胞、健常組織と罹患組織から得られた患者由来細胞)やモデル構築方法(例:オンチップ臓器デバイス、3次元比較培養)が採用されていて、それらは、従来の2次元単層細胞培養法に比べ、生理学的により実態に近い構造となっています。
ただし、こうしたシステムを有効活用するには、細胞ベースでの研究・分析において、ハイスループット処理とマルチプレックス解析を実現できる、適応性に富んだ分析テクノロジーとワークフローが重要となります。
細胞ベースの分析では、細胞単位ベースでの情報を提供する機器としてフローサイトメトリーが依然として有力なツールです。しかし、従来のフローサイトメトリーシステムは、ハイスループットなデータ獲得が要求される最新の創薬研究に適した設計ではなく、そのまま研究ワークフローに当てはめようとすると、ワークフローは非効率的になってしまいます。最新の創薬研究に適合するアッセイテクノロジーが要求する差し迫ったニーズに対処するため、フローサイトメトリーの機能は近年進化を遂げています。
本稿では、シミュレーションのためのアッセイのミニチュア化や自動化機能など、超高速フローサイトメトリープラットフォームに焦点をあてて、生物学的に関連性の高い知見をより簡単にもたらすと同時に、実験のスループット(処理能力)を劇的に向上させる方法をご紹介します。
詳細は、PDFをダウンロードください。

2022.07.08

iQue® 3 薬剤・細胞スクリーニングのために開発された高速フローサイトメーター

新しい治療用抗体の発見、特定のチェックポイント阻害剤の開発、CAR-T細胞の作用評価のいずれを行う場合にも、研究が進展するかは、生物学的な関連性が高く、再現可能かつ費用対効果の高い方法で、より多くのサンプルを素早く評価できるかにかかっています。 

iQue® 3は、設定からデータの取得や解析に至るまでの作業効率を重視した、最も高度なフローサイトメトリー・プラットフォームです。これによって、サンプリングから実用的な結果までの時間が飛躍的に短縮できます。iQue® 3は特許取得済みのサンプリング方法を採用しており、業界最速レベルのサンプル取得を実現します。96、384、1536の各種ウェルプレートを処理できるほか、任意の自動化システムと接続することでプレートを連続して投入することも可能です。

他のシステムのように、データ解析に何日もかける必要はありません。iQue® 3でフローサイトメトリーの実験をアップグレードし、作業全体を効率化してください。

2022.07.08

T細胞の表現型と機能を理解し、治療の改善を図る

 ヒトの免疫システムは、細菌やウイルスなどの非自己因子を連続的に監視する複雑な細胞ネットワークで構成されます。主に 2 種類の免疫(自然免疫および獲得免疫)があり、それぞれ異なる機能を果たしていますが、身体が直面する様々な困難に打ち勝つため、これらは協調して機能します。自然免疫細胞は初期反応に関与し、抗原を素早く認識して、炎症誘発反応を発動し、迅速かつ効率的に抗原を取り込みます。この段階では、マクロファージ、好中球、単球、樹状細胞が動員され、これらが獲得免疫経路の細胞を刺激し、増殖、分化し、特定の感染を克服します。この獲得免疫は主に胸腺由来のリンパ球(Tリンパ球) と骨髄由来のリンパ球(Bリンパ球)で構成され、外来種の排除、免疫記憶の形成、自己抗原への免疫寛容の確保などの役割を果たします。ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、両方の性質を持つため、この 2 種類の免疫の間にあります。

2022.06.21

Intellicyt® iQue3 抗体発見を加速させるアプリケーションの概要

Intellicyt® iQue 3アドバンスト・フローサイトメトリー・プラットフォームは、浮遊細胞ベースのハイスループットスクリーニングシステムであり、細胞表面または循環血液中の標的抗原いずれかに結合する抗体のマルチプレックススクリーニングの実施に利用できます。さらにiQueプラットフォームでは、ハイコンテントアッセイにより、マルチプレックス細胞ベース・分泌タンパク質アッセイにおけるリード抗体の影響を評価することができます。

2022.06.21

 ImmunoPrecise Antibodies社における 抗体発見ワークフローの効率化 

次世代の抗体医薬では、Gタンパク質共役受容体(GPCR)など、さらに困難な治療標的に焦点を当てているため、大規模スクリーニング戦略を実施するためのハイスループット法や、大量のマルチプレックスデータセットを簡単に解析できるソフトウェアの使用が必要となっています。iQue® フローサイトメトリープラットフォームは、抗体の発見と開発を前進させる実用的な結果を迅速に得られる統合ソリューションです。iQue® プラットフォームでは、ハイスループットサンプリング、フローサイトメトリー検出、そしてプレートレベルの解析が可能な内蔵解析ソフトウェアが統合されており、384ウェルプレートでは20分未満のサンプリング時間で多くの情報が得られます。従来のフローサイトメトリーのデッドボリュームをなくすことで、アッセイ容量をマイクロリットルレベルまで減らすことができたため、貴重な細胞や試薬でコストを削減できます。データの取得、解析、可視化は、ユーザー定義のテンプレートを用いてプレートごとに臨機応変に実施することができるため、役に立つ結果を得るための時間と労力を大幅に減らすことができます。

2022.06.21

抗体のスクリーニングと特性評価を加速し、生物学的洞察を深めるための超高速フローサイトメトリーの使用

iQue 超高速フローサイトメトリーは、ハイスループットの大規模スクリーニング用に特化してデザインされており、抗体発見ワークフローに最適なプラットフォームです。迅速なデータ取得と強力な解析ソフトウェアを統合することで、マルチプレックスアッセイや複雑なデータセットの容易な解釈を可能にします。®

このホワイトペーパーでは、AbX Biologics社、Ablynx社(サノフィ社)、武田薬品工業株式会社、Avacta Life Sciences社のバイオ医薬品企業によるハイスループットの抗体スクリーニングと抗体特性評価での iQue 超高速フローサイトメトリープラットフォームの使用についてご紹介します。®

注目の研究:

ハイブリドーマベースの抗体発見: 目的のターゲットに対して1桁のナノモルの親和性で、細胞死を誘発することができるリード治療用抗体候補の特定
ナノボディスクリーニングと特性評価のマルチプレックス: iQueプラットフォームを使用して、重鎖抗体の単一可変領域であるラクダナノボディのスクリーニングおよび特性評価を加速®
特異性と種交差反応性のマルチプレックス: ハイブリドーマスクリーニングや精製抗体の親和性アセスメントを目的とした細胞表面結合アッセイ
IgG力価決定: 細胞からの区別が可能な散乱パターンがあるIgGキャプチャビーズが、細胞とマルチプレックスしてハイブリドーマIgG濃度の測定を可能にし、ヒット選択を導くさらなる洞察を提供

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