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2023.03.03

インキュベーターFlowBox システム

細胞培養フードとインキュベーターの独自の組み合わせを実現

FlowBoxは、ラミナーフロー細胞培養フードと、温度、湿度、CO2の精密な制御を統合した革新的なインキュベーターです。再現性の高い最適な実験結果を得るために、細胞を安定した環境条件下に維持することができます。
生細胞を取り扱う際に最適な環境を整えます。

特徴

最新のラミナーフロー技術

インキュベーターFlowBoxは、HEPAフィルター処理を施した垂直ラミナーフローでフード内を無菌作業状態に保ちます。コンピューター制御による気流速度と排気調節で無菌性を保ち、アクセスドアの開放時でもサンプルを保護します。キャビネット表面は内蔵の高エネルギーUV-Cランプで滅菌されます。

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安定した制御環境

インキュベーターFlowBoxでは、長期間の試験や感受性細胞の動的イメージングに適した、精密で制御された環境を得ることができます。作業領域内の温度、湿度のレベルはリアルタイムで維持されるため、ソースプレートとデスティネーションプレートの両方で最適な細胞生存率が確保されます。ラボ・オン・チップシステムや臓器チップシステムでは、ポンプやチューブを含めた実験全体のセットアップからイメージング装置やチップ自体に至るまでボックス内に配置できます。したがって、インキュベーターFlowBoxには、作業スペースが限られていた従来のステージトップインキュベーターにはない多大な利点があります。

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作業効率の向上

ユーザーフレンドリーなコントロールパネルにより、温度や湿度などのすべての機能を完全に制御でき、スライディングドアにより、制御された生理学的環境を維持したままキャビネット内の装置や実験に完全にアクセスできます。すべてのドアは全開にすることができるため、クリーニング、メンテナンス、大型機器や実験セットアップの設置が簡単です。ベーススタンドには、ラボ内を容易に移動できるように車輪が付いており、水タンク、PCワークステーションなどの付属モジュールが格納されています。

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カスタマイズ可能

インキュベーターFlowBoxは、さまざまな自動化システム、ラボ装置、研究プロジェクトに適合させることができ、ドアのカスタムレイアウト、低酸素機能、追加の保護機能、グローブモジュールを介したアクセス性を簡単に追加してカスタマイズすることができます。

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機能要件

1.無菌化状態

層流:垂直連続層流
フィルター:HEPA H14 (0.1~0.3 µm)
UV殺菌:UV-C照明ランプ(15W×4)、コントロールパネルから操作可能

2.生理条件

温度制御:40 °Cまで調整可能
CO2レベルおよび安定性:5 % +/- 0.2 %(一定レベルの恒久的な制御)
湿度制御:最大65%まで
精製水タンク:10 l (付属)

3.セキュリティ環境

ユーザー保護:すべてのドアに自動セキュリティロック
ドアが開くとロボットが停止します。
排気システム:室内排気への接続が可能(最大排気量:400m³/h)

4.付帯設備

内寸:幅99cm x 奥行62cm x 高さ63cm(39.0インチ x D24.4 インチ x H24.8 インチ)
外形寸法:幅110cm × 奥行85cm × 高さ160cm(幅43.3cm × 奥行33.5cm × 高さ63.0cm)

5.ベーススタンド使用時の高さ 高さ 230 cm (H 90.6’’)

重量:175 kg(CellCelector Flex装着時)、225 kg(CellCelector Flex装着時)
電源:115/230 V ~、60/50 Hz、10A。最大2,300W(他の機器なし)
イルミネーション:LED 42 W、コントロールパネルから切り替え可能
ベーススタンド:水槽、PCワークステーションなどのモジュールを収納可能、キャスター付き

6.環境条件

温度:10~40 °C
相対湿度:30~85%(結露しないこと)
気圧:75~106 kPa

2023.03.03

CellCelector  Flex
システム

CellCelector Flexプラットフォームは、シングルセル、クラスター、スフェロイド、オルガノイド、シングルセルクローン、接着コロニーのスクリーニング、検出、選択、単離のために開発された完全自動の細胞イメージング・ピッキングシステムです。 CTCスクリーニング、幹細胞研究、細胞株開発、抗体発見などの多数の研究領域で幅広く使用されています。

さまざまなアダプターを用いて、ソースプレートを顕微鏡ステージに設置したり、デスティネーションプレートをロボットデッキトレイに配置するなど、あらゆる一般的な実験機器で対処することで簡単にカスタマイズできるため、高価な消耗品や試薬を追加購入する必要がありません。

特徴

特徴1 汎用性

シングルセルからオルガノイドのような複雑な構成サンプルに至るまで、さまざまな液体培地や半固形培地からピッキング・単離が可能。

特徴2 作業効率化

ピッキングプロセスをリアルタイムで可視化できる完全自動のピッキングモード搭載で、最小限の人員で作業運用が可能。

特徴3 多様なアプリケーション連携

幅広いアプリケーションで検証済みのプロトコール。独自のイメージング、検出、ピッキングのプロトコールを開発できる柔軟性を実現。

テクノロジー

ピッキング技術

特許取得済みピッキング技術により、非常に高速なスキャン速度とピッキング速度が得られるため、迅速に細胞を回収できます。 穏やかな細胞移動により、高い細胞の完全性と増殖率が得られます。
シングルセルクローニングなどの一部のアプリケーションでは、最大で100%のピッキング/移動効率を達成できます。

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アプリケーション

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シングルセルピッキングモジュール

少量の細胞や液体の穏やかな高精度な吸引のために設計されたシングルユースガラスキャピラリー。シングルセル単離に最適です。

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接着コロニーピッキングモジュール

コンタミネーションのない接着コロニーのピッキングを実現する再利用可能なステンレスチップ。幹細胞コロニーや組織を扱うアプリケーションに最適です。

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半固形培地ピッキングモジュール

半固形培地からのクローン、コロニー、スフェロイド、大きなオルガノイドなどの3D構造のピッキングのための使い捨てプラスチックチップです。

機能詳細

ユーザーを各実験ステップに導く直感的なグラフィカルユーザーインターフェイスと、さまざまなレベルのアカウントアクセスを備えており、新規ユーザーはソフトウェアを快適に操作でき、パワーユーザーは拡張機能やカスタム性能を享受できます。

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明確なワークフロー

標準ワークフローは、スキャニング、解析、検出、ピッキング、ドキュメント化の最大5つのステップで構成されます。ソフトウェアが各ステップにユーザーを導き、個々の作業ステップに必要な機能やデータのみにアクセスできるようにします。

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スキャニング

スキャンは明視野、位相差、または6つの蛍光チャネルで実施して、最大14色が得られます。あらかじめ定義した設定に基づいて実行され、細胞サンプルの認識と検出の成功へ確実に導きます。また、新しいユーザー定義フォーマットはプレートライブラリーに簡単に追加できます。

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解析&検出

各スキャンは、濃淡値や蛍光強度などのユーザー定義パラメーターに基づいて、目的の標的細胞を検出するために自動的に解析されます。またユーザーは、面積、直径、形状係数、真球度などの幅広い形態測定値も定義できます。

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解析と選択

解析結果は、対応するパラメーター値に基づいて検出済みオブジェクトとしてリスト表示され、ユーザー定義パラメーターに基づいてさらにフィルタリングできます。検出された標的細胞はさまざまなギャラリーモードで可視化されるので、粒子リストを迅速に目視確認できます。

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ピッキングシステム

すべての実験は完全にドキュメント化され、GLPおよびGMPの基準に準拠しています。 検出/ピッキングされた各オブジェクトは、プロセス全体にわたって固有のIDによる識別と追跡が可能です。 すべてのデータはドキュメント化やアーカイブ化のために簡単にエクスポートでき、LIMシステムへのインポートも可能です。

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データ分析・保存

カスタマイズ可能なプロトコールで研究開発アプリケーションに最適です。 非常に柔軟で高品質な画像処理・解析と、高感度・高精度なピッキングを実現します。実験データの保存もユーザ―定義で指定、エクスポートが可能です。

2023.03.03

細胞の選択と回収

細胞の選択と回収 : 最先端の細胞およびコロニーのスクリーニング・単離システムを研究の力に

ザルトリウスのCellCelectorプラットフォームは、シングルセル、クラスター、スフェロイド、オルガノイド、シングルセルクローン、接着コロニーのスクリーニング、選択、単離のために開発された完全自動の細胞イメージング・ピッキングシステムです。

CellCelectorは、迅速な細胞回収を実現する高速スキャン・ピッキングをベースにしています。シングルセルRNA解析アプリケーションに対応しており、生細胞の単離に最適です。 弊社のナノウェル技術を備えたCellCelectorは、ハイスループットのシングルセルクローニング、抗体発見における単一B細胞分泌アッセイ、さらには後続解析のための希少細胞(CTCなど)の単離に最適なシステムです。

関連情報

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細胞株開発

バイオ医薬品の市場投入は、敏速な細胞株開発戦略が要となります。ザルトリウスは、ユーザーのオペレーションに合わせた革新的な製品とサービスを提供しています。 機器、コンサルティング、開発および試験サービスのいずれを必要とする場合でも、ザルトリウスと提携することで、細胞株開発を加速し、商業生産へのスムーズな移行が実現します。

詳しくはこちら

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単細胞分析

最先端の細胞・コロニーのスクリーニング・単離システムを研究の力に

CellCelectorプラットフォームは、シングルセル、クラスター、スフェロイド、オルガノイド、シングルセルクローン、接着コロニーのスクリーニング、選択、単離のために開発された完全自動の細胞イメージング・ピッキングシステムです。

詳しくはこちら

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幹細胞ソリューション

高精度で速やか、確かな技術で細胞研究を支える

単一細胞の分離に関する確かな技術、信頼性の高いソリューションをご提供。
幹細胞は、その高い自己複製能と分化能により、様々な生物医学・薬学研究用途に有用です。このため、幹細胞のコロニーやクローンを識別するための自動化されたソリューションへの需要が高まっています。

詳しくはこちら

2022.08.31

【新製品】ハイスループット分子間相互作用解析装置 Octet SF3 装置の詳細とアプリケーション例のご紹介

Octet SF3 は、堅牢でハイスループットな生体分子間相互作用解析を可能にした省メンテナンス性の次世代 SPR 装置です。本システムは、低いベースラインノイズとドリフト、大容量インジェクション、新しいインジェクション技術を提供し、ユーザーは標準的なマルチサイクル・カイネティクスと比較して、高品質のカイネティクスと親和性データを短時間で得ることが可能になりました。

本動画では、装置の詳細な特徴とアプリケーション例をご紹介いたします。

2022.08.30

【新製品】ハイスループット分子間相互作用解析装置 Octet SF3 装置紹介動画

Octet SF3 は、堅牢でハイスループットな生体分子間相互作用解析を可能にした省メンテナンス性の次世代 SPR 装置です。本システムは、低いベースラインノイズとドリフト、大容量インジェクション、新しいインジェクション技術を提供し、ユーザーは標準的なマルチサイクル・カイネティクスと比較して、高品質のカイネティクスと親和性データを短時間で得ることが可能になりました。

2022.08.18

【 Incucyte ユーザーインタビュー】株式会社ナレッジパレット

世界一の大規模トランスクリプトーム解析技術をもつスタートアップを支える10年来の相棒マシンとは?

株式会社ナレッジパレット福田氏が10年に渡って使い続けているザルトリウス・ジャパン株式会社のIncucyte®システム。今回は、細胞研究の最前線で愛用する理由と、新薬の創出と細胞医薬品の高品質化を加速させる事業についてお話を伺いました。

2022.07.08

iQue® 3 薬剤・細胞スクリーニングのために開発された高速フローサイトメーター

新しい治療用抗体の発見、特定のチェックポイント阻害剤の開発、CAR-T細胞の作用評価のいずれを行う場合にも、研究が進展するかは、生物学的な関連性が高く、再現可能かつ費用対効果の高い方法で、より多くのサンプルを素早く評価できるかにかかっています。 

iQue® 3は、設定からデータの取得や解析に至るまでの作業効率を重視した、最も高度なフローサイトメトリー・プラットフォームです。これによって、サンプリングから実用的な結果までの時間が飛躍的に短縮できます。iQue® 3は特許取得済みのサンプリング方法を採用しており、業界最速レベルのサンプル取得を実現します。96、384、1536の各種ウェルプレートを処理できるほか、任意の自動化システムと接続することでプレートを連続して投入することも可能です。

他のシステムのように、データ解析に何日もかける必要はありません。iQue® 3でフローサイトメトリーの実験をアップグレードし、作業全体を効率化してください。

2022.07.08

T細胞の表現型と機能を理解し、治療の改善を図る

 ヒトの免疫システムは、細菌やウイルスなどの非自己因子を連続的に監視する複雑な細胞ネットワークで構成されます。主に 2 種類の免疫(自然免疫および獲得免疫)があり、それぞれ異なる機能を果たしていますが、身体が直面する様々な困難に打ち勝つため、これらは協調して機能します。自然免疫細胞は初期反応に関与し、抗原を素早く認識して、炎症誘発反応を発動し、迅速かつ効率的に抗原を取り込みます。この段階では、マクロファージ、好中球、単球、樹状細胞が動員され、これらが獲得免疫経路の細胞を刺激し、増殖、分化し、特定の感染を克服します。この獲得免疫は主に胸腺由来のリンパ球(Tリンパ球) と骨髄由来のリンパ球(Bリンパ球)で構成され、外来種の排除、免疫記憶の形成、自己抗原への免疫寛容の確保などの役割を果たします。ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、両方の性質を持つため、この 2 種類の免疫の間にあります。

2022.07.08

日経サイエンス 山口大学大学院玉田耕治教援 次世代CAR-T細胞療法が免疫療法をがん治療の主役へと導く

免疫療法ががん治療の主役に。
がん免疫療法は,長い研究の歴史がありながら手術療法,化学療法,放射線療法と比較して有効性に関する科学的エビデンスが乏しく,公的医療保険の対象として承認されてきませんでした。
「免疫療法に対する認識を大きく変えたのは,日本では2014年に承認された免疫チェックポイント阻害剤である」と話す、山口大学大学院医学系研究科の玉田耕治教授。その注目内容を、ご覧ください。

2022.07.08

Incucyte®生細胞解析システム カタログ

生細胞解析は安定した環境のCO2インキュベータ内で、数日間、数週間、あるいはそれ以上の長期間にわたる観察が必要となる場合があります。

とても使い易く洗練されたIncucyte®システムを使用すれば、機器にサンプルをセットするだけで、セルヘルス、形態変化、細胞運動および機能等、ダイナミックな洞察を簡単に、そしてこれまでのライブセルイメージングシステムと比べて飛躍的に多くのデータを短時間に得ることができます。


リモートアクセス機能でデータが得られるため、ご自宅や外出先から実験をモニタリングすることができます。

カタログをダウンロードして、ぜひ詳細をご確認ください。

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