ライフサイエンス分野
アデノ随伴ウイルス(AAV)は、遺伝子送達ツールの最適なベクターとして遺伝子治療に使用されてきました。天然型(野生型)と組み換え型の両方を含む複数のAAV血清型が使用されますが、その理由の1つはAAVの組織特異性(指向性)です。AAVの生産および製造バイオプロセスワークフローにおいては、ウイルスカプシド(ウイルス粒子)の濃度が重要な品質特性となります。ウイルスカプシド濃度を定量するために現在使用されているELISAなどの方法には、時間と手間がかかりばらつきが大きいという課題があります
本アプリケーションノートでは、AAVカプシド力価測定におけるOctet® AAVXバイオセンサーの評価結果をご紹介します。AAVXバイオセンサーは8.5 x 108~1.0 x 1013 vp/mLの定量ダイナミックレンジ、高精度かつ幅広いAAV血清型結合特異性を備え、10種類の異なる血清型を定量できます。さらに、AAVXバイオセンサーは、アップストリームおよびダウンストリームプロセス中間体に存在しうるさまざまなサンプルマトリックスに対応できることが示されており、したがってサンプル調製の手間が最小限ですみます。AAVXバイオセンサーは20回まで再生・再使用できるため、測定1回あたりのコストが削減可能です。
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【アプリケーションノート】Applying Label-Free Insights to Decipher CRISPR/Cas Mechanisms and Workflows(英語)
#プロテイン分析